参鶏湯は、本来夏に食べるそうです。
夏バテ解消や滋養食ですが、参鶏湯の材料であるしょうが、ねぎ、もち米、鶏肉は体を温める素材ですので体が芯から温まります。
痛みや発熱などの体のサインに対して薬を飲む事に昔から何故か疑問を持っていたせいか、10年位前より薬で症状を抑えるという事を辞めました。痛みや体調不良が出れば、体の声だと思い、日常を見直して体を労わり、休息、食事に気をつけるようにしています。(もちろん、薬を必要とする症状もあるとは思います)
熱が出て寝込む時も、マイナスではなくサイクルとして必要な症状にも思います。体が小出しにデトックスを始めたら、大きな病気になる前に体と向き合う良い時間なのかも。
医食同源の通り、薬膳など中医学の理論に基づいた食材や中薬を組み合わせ、陰陽のバランスを考えた食事は未病を防いだり体調管理に繋がるので、私にはしっくりきます。
そういった先人の知恵を学びたくて、1年半前から月1-2回のペースで、大阪にある薬膳教室に通っているのですが、参鶏湯も教室で作った料理です。
鳥肉は丸を使わず、鳥肉プラスガラを使い、朝鮮人参、枸杞、当帰、ナツメ、にんにく、生姜、白葱、玄米もち米でコトコト数時間煮込み、秋に冷凍していた栗も加え、滋養たっぷりのスープになりました。
参鶏湯は、難しいそうに思えて材料さえ揃えば簡単に出来るので、是非作ってみてください。