姫路で有機農業に携わっている仲間やご近所の店主さんたちと小豆島へ研修旅行にいってきました。
パーランドさんのブログ
http://cafe-parland.sblo.jp/article/60254243.html
皆それぞれ行きたいところはもちろんかぶります。
アウトプットは違えどインプットのベクトルは同じ方向なのですね。
秋の小豆島は紅葉も美しかったです。
寒霞渓からの紅葉
景色を楽しんだり土を楽しんだり。
地元の人で賑わうカフェでランチの後は兼ねてから行きたかった醤油蔵見学へ。
醤油はそれぞれ個性が違いますので色んな醤油を使ったりテイスティングしたりしてきました。
地域でみると、小豆島のがやはり多いのですよね。
街をドライブすれば、醤油蔵やオリーブの木が当然かのごとく立ち並んでいます。ワクワクする光景。
そこに住む菌が醤油を育むのですから、味噌にしても醤油にしても発酵の奥深さに感動します。
今回お邪魔したのはヤマロク醤油。
教室では、再仕込みの醤油を置いています。以前レッスン中に皆さんと味比べをした事がありますが、旨味と甘味が深く色も香りもしっかりしています。
季節限定の再仕込み生醤油も買えました。
アポなしで見学させて頂いたのは、ヤマヒサ醤油。
教室では有機醤油を使っています。
有機醤油は珍しく、またヤマヒサさんでは薄口もあるので、度々登場します。
マクロビや自然食をされている方には馴染み深かい醤油やさん。
実はオーストラリアにあるスパイラルフーズ(ムソーのオーストラリアブランド)のお醤油は、ヤマヒサさんのなのだと知りました!
オーストラリアにいながらハイクオリティなお醤油が入手できていた環境は、なんとも有難かった。
オーストラリア生活の頃は日本食材や調味料では随分愛用していました。
今中身を知って、自信持ってオススメできます。
醤油を作る肯定で大豆かすや油などの廃棄物が出るのですが、それらは牛の飼料になったり石鹸に生まれ変わるそうです。昔からの技術はさすがサステイナブルです。
日本で唯一の有機JAS認定のオリーブ農園も見学させて頂きました。
山田オリーブ園
不可能とされていた有機オリーブ栽培を3年前より始められ、手間隙惜しまず大切に作られています。
昆虫博士のような山田さんは、栽培を始める前にオリーブに生息するであろう昆虫の生態系の研究を1年したそうです。
ハチへの影響でも問題になっているニコチノイドや、始めて聞いたスミチオンという農薬の話も伺いました。
虫の事、新規就農の大変さと面白さ、栽培、農薬、そして加工まで色々勉強させていただきました。
棚田の景色を眺めて休憩。
夜は地元の人が集うコアな居酒屋に小豆島チームの方々に連れていってもらいました。聞いた事ない地元の魚がたくさんで美味しかった。
翌日は、宿泊先であったロッジの有機畑から野菜を収穫して真砂喜之助製麺所の手延べ素麺という嬉しい朝食でした。
二日目向かったのは、完全無農薬のレモン農家さん。
オーガニックレモンは日本では、珍しいそうです。
葉をちぎると、そこからも爽やかな香りが!
エスニック料理のスープなどで使えそうです。
枝を頂いたりもしました。
挿し木するとつくそうです。姫路でもレモンの栽培が楽しみです。
ランチに行ったお店で無理行って、このレモンを前菜用に切ってもらいました。軽やかで爽やかな酸味でとてもフルーティでした。
真砂喜之助製麺所です。
たつの出身の人には日常的な光景だそうですが、この光景を目にして私は心踊りました。
食べ物の製造過程を見るのは興味深いです。真砂さんのお素麺やこびきうどんは、弾力あるプリプリした麺でバチをスープにいれてショートパスタ風にも楽しめます。
見学中行ったり来たりして、そわそわしました。
少し体験もさせて頂きました。
迷路のような街をブラブラしたり、断崖絶壁のような絶景に案内してもらったり(私は怖くて離れた所からドキドキとみていました)
盛り沢山な二日間。楽しくそして勉強になりました。
次は高知かな?と姫路オーガニックの会の旅は続きそうです。