普段使いの外食で、満足する嬉しいお食事を頂ける店となると困る事が多いです。
何も高級なお店、ファンシーなメニューが並ぶお店に行くと満たされる物でもなく。そこには、そこで非日常のワクワクはありますし、繊細さや盛り付け、素材の合わせ方や味付け、勉強になる事や刺激もありますが、あくまで時折頂く"外食"なわけで。
やはり、素材や調味料はもちろん、旬を取り入れた体に負担のない、かつ美味しい家庭料理を外でも頂けると、満たされた嬉しい食ゴトとなり、翌日も軽やかな外食となります。
そんな、外食時に時折伺う食通の店主さんから、千種町で有精卵や養鶏をされている、いまい農場のシェーバーレッドブロという品種の鳥肉が美味しいから高いけど、食べてみるといいよと伺い。
ならば、美味しい食材で、オーガニックBBQをしよう!と思いたち。
普段、食に拘りのある友人や、美味しい有機野菜の生産者たちに声をかけ、美味しく楽しい一夜を過ごしました。
写真は、手製のロケットストーブ。BBQ用の炭を焼いています。
これで火をくべて、お茶をわかし、玄米を炊き。玄米はふっくら美味しくて、美味しいとはこういう事なんですよね。
米は宍粟市の楽農舎さんのオーガニック米です。朗らかで元気な生産者さん。
お野菜は、提供してもらったり、夢前のガーデンの採れたてなんかを。
パンは用意していたら、手作り全粒パンを作ってくれていました。丹波の小麦です!
それに、用意していったサラダやフィンガーフードを並べ、そしてそして、ビールにウイスキーが揃えば、ワイワイ楽しい時間。
食べるって、時間を過ごす事でもありますよね。
私は、人が寄ってワイワイ言いながら食卓を囲むのが大好きで、オーストラリア時代からしょっちゅう人を招いてはワイワイモグモグでした。食事を用意し、ワインを飲みながら皆の楽しい顔をみてほろ酔いになって、笑って、笑って、笑って。
体に良い食事は大切ですし、それは基本ですが、それと同じ位大切なのが、食の時間なのだろうな、と思います。
食を整えるというのは、そういう時間も含め。
規則正しく、体に良いものばかりも良いですが、それ以前に食そのものを楽しみたい。食べる事を楽しみたい。そんな思いがあります。
そして食を楽しむ、美味しいもの探しをすると、結局の所は素材であり、調味料であり、そして有意義な時間を持つことなのだろうな。